着けたままスマホを操作「ぴったり背抜き手袋」
★既存の市販手袋でスマートフォンは操作できる!★
●いわゆる「スマホ手袋」は現場では実用的でない
スマートフォン(以下スマホ)の普及により、着用したままタッチパネルを操作できる「スマホ手袋」が流行っています。
タッチパネルは指の動きを静電気で認識しているので、普通の手袋をしたままでは操作できないからです。実際駅のホームやバス停などで、冷たい風が吹く中、手袋を外してスマホに触っている人を見かけます。
一方で農家でもスマホを持つ人が増え、寒空の下でタッチパネルに触っている人を見かけるようになりました。しかしあんまりにも寒い日だと、露天で手袋を脱ぎ操作する姿には痛々しさを感じます。
しかし畑にわざわざスマホ手袋を着けて行くのは勿体無ない。なぜならスマホ手袋はおしゃれで、作業用手袋より値段が高い。軍手感覚で気軽に使う人はあまりいないでしょう。
そのため、いちいち手袋を脱いで電話に出たり、メールをつくったりしなければなりません。
●秘密は材質にあり
以上のような話をスマホを使い始める前まで聞いていたのですが、じつは私はスマホを操作する際に手袋を脱いだことがありません。
手袋をしたまま電話に出ますし、メールを作成しますし、ネットサーフィンもします。手袋をしたままタッチパネル操作をしています。
私が使っているのはこちらの手袋です。
ショーワ No265ピッタリ背抜き強力ロング Mサイズ ブルー NO265MB
- 出版社/メーカー: ショーワグローブ
- メディア: Tools & Hardware
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ホームセンターによくある、何の変哲もない作業用の背抜き手袋です。
手の甲の部分がナイロンで、手のひらと指先は滑り止めのためゴムになっています。
ゴムは絶縁体ですから一般的に考えたら静電気を通さないのでタッチパネル操作はできませんよね。しかしこの背抜きに使われているゴムはニトリルゴムといって、導電性(電気を通す性質)のあるゴムなのです。
そのためご覧のとおり着用したままスイスイ操作ができます。
まあ当たり前ですけど、土仕事をした手でそのまま操作するとスマホが汚れます(汗)。
他にも背抜きタイプの手袋は色々種類がありますが、手のひらの材質によってはまったく反応しないものもあるので気をつけてください。
この「ぴったり背抜き手袋」は材質が薄いため指を動かしやすく、指先の感覚も伝わりやすいので、紐を縛ったり結んだりする作業がしやすいです。また通気性が良いので夏場もあまり蒸れません。
そのわりに保湿性があるため、冬場は軍手のように手が荒れることがありません(これで保温性があったら最高なのですが…まあそんな万能なものはありませんね)。
用途の欄に「農業」「野菜・果樹の収穫作業」とあるのも納得です。
今回スマホを操作できる手袋として紹介しましたが、普通に一組持っておいて損はしないアイテムでしょう。
「農家のスマホ手袋」としてオススメいたします!