磁力で道具の持ち替えを効率化(2)
★超強力磁石で道具の落下を完全に防ぐ!★
●マグネットシートでは磁力不足?
先日の記事でノコギリケースにマグネットシートを装着して、作業効率をより良くしようという紹介しました。
果樹剪定作業での実践からの提案でしたが、他の農作物でも応用が効くと支持を頂きました。
一方で
・ちょっとした衝撃が加わると道具が落ちてしまう
・ハサミでは少し無理がある
・強力マグネットシートは値段がちょっと高い
などのご指摘もSNSを通じて同時に頂きました。
確かに農作物によっては動きが多い作業になるかもしれませんし、ハサミなどは各社から販売されているため重さや形状が様々で地面に落ちやすいかもしれません。
いつのまにか道具が落ちてしまうと、紛失によるロスもありますが、あとでトラクターなどで耕うんをするときに土に埋もれた道具が故障を引き起こす原因になってしまいます。
●安価で超強力磁石は意外と身近で手に入る
ならばさらに強力な磁石を装着しようというのが今回の提案です。
今回用意するのはネオジム磁石。
インターネット百科事典のwikipediaによると、
ネオジム磁石(ネオジムじしゃく、英語: Neodymium magnet)は、ネオジム、鉄、ホウ素を主成分とする希土類磁石(レアアース磁石)の一つ。永久磁石のうちでは最も強力とされている。
と書かれています。
携帯電話などの小型の製品から、電車・ハイブリッドカー・エレベーター駆動用の永久磁石同期電動機にまで使用され、単なるキャッチコピーではなく本当の意味で超強力な磁石です。
こんなふうに書くと、さぞや高くて、なかなか売っていないんだろうなと思いますよね。実際、業務用なので値段は高く、ホームセンターや金物屋などでは取り扱っていません。ネットで検索するとよくわかると思います。
が、このネオジム磁石、何故か100円均一ショップのダイソーで大量に売られているのです。しかも普通に磁石の売り場に。
ボタン電池くらいのもの(直径13mm)は4個入って、それより小さいもの(直径4mm)は10個入って100円でした。
一緒の売り場にあったマグネット類よりは割高ですが、その性質を考えるととっても安い買い物です。
●装着は超簡単
では実際装着してみます。
1.磁石の配置を決める
私の使っている道具がつきやすいような間隔を開けて、付ける位置を決めました。
接着面積が大きいほうが道具が付きやすいので、大きな4個入りのものを使います。
2.ビニルテープで固定します
私は黒いケースを使っているので合わせて黒いテープを使いました。
これで完成です。
(写真ではネオジムを付ける前にマグネットシートが貼られていますが、これは必要ありません。私は以前つくったケースを未だ使っているため、そのまま利用しただけです)
このネオジム磁石は本当に強力なので、2個の磁石と道具の金属面が当たればかなりガッチリとくっつきます。3,4個と当たればほぼ固定されたようなものです。
今回はぶんぶん振り回してみました。
フタを空けていない缶コーヒーもくっつきました。これで磁石4個が当たっています。
いかがでしょうか。
この方法のほうが簡単でより作業が効率化する人も多いかもしれませんね。磁石の個数や配置、間隔はお好みで。
使っている道具や作業にもよると思いますが、ボタン電池タイプが6個もあれば個人的には十分だと思います。
ただデメリットを挙げるとすれば、あまりにも磁力が強いことでしょうか。
ノコギリケースがぶらさがっているほうのズボンのポケットに携帯電話やラジオなどを入れっぱなしにしておくと、いつのまにかくっついて壊れてしまう可能性があります。その他精密機械が接着しないように十分気をつけてください。
またネオジム磁石はどこのダイソーでも販売しているわけではありません。
もし手に入る店舗を見つけましたらどうぞお試しください。
投資金額はたった100円です。
追記
1.なおダイソーで購入するよりは割高になりますが、通販で購入することもできます。
2.ダイソーの大量注文サービスでも買えますが、500個以上からです(笑)